2015年01月31日

社労士試験合格後 独立開業の武器としてのダブルライセンス

社会保険労務士は、独立開業だけでなく、会社員や公務員としてその専門性を活かすことも出来ます。
それゆえ、長らく活躍してきた先輩社労士には、その雇用形態に係わらず様々な分野のプロが大勢います。
そんな中で、自らの独自性をアピールするため、他の資格の取得を目指すダブルライセンス社労士が増えています。
特に、若くして独立開業を目指す社労士は、その傾向が強くなります。

開業している社会保険労務士の間で、最も多いダブルライセンスの組み合わせは行政書士です。
行政書士は、その名の通り行政機関に提出する申請書類等作成、代理が主な業務となっており、実務的に社労士資格との相性が極めて良い資格です。

一方、社労士資格取得者の間で注目を集める機会が増え、ダブルライセンス取得者が急増しているのが、ファイナンシャルプランナー(FP)資格です。
ファイナンシャルプランナー(FP)には、日本ファイナンシャルプランナー協会管轄のCFP、AFPと、国家資格であるFP技能士があります。
CFPやAFPは認定研修の受講、及び資格取得後の登録が必要なのに対し、FP技能士は、FP技能士1級がCFP、FP技能士2級がAFPに対応した資格ながら年会費等の負担無しでライセンスが発行されます。
それゆえ、会費負担等ランニングコストを考慮して、社会保険労務士とFP技能士のダブルライセンスのみの有資格者も結構います。
ファイナンシャルプランナーの出題範囲は、ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継と広範囲に及びます。
それゆえ、特に年金スペシャリスト的な社労士を目指すのであれば有効な資格です。
年金相談で、受給額に関する相談のみであれば良いのですが、通常は人生設計も含めた話になります。
そのため、顧客は公的年金だけでなく、投資信託等の金融商品や民間保険との組み合わせで情報を求めてくることがあります。
更に税金との関係や顧客の状況によっては不動産や相続問題についても質問されることもあります。
そんな時、ファイナンシャルプランナー(FP)の知識があれば、通りいっぺんの解説をすることが可能になります。
社会保険労務士試験も広範囲にわたりますが、ファイナンシャルプランナー(FP)は更に守備範囲が広く、オールマイティな知識を得るには打ってつけの資格と言えます。

ただ、相性の極めて良い資格ゆえ、社労士−行政書士、社労士−ファイナンシャルプランナーのダブルライセンス保有者はかなりの数に上ります。
実際にネットで独立開業している社労士事務所を検索してみると、上記組み合わせの社労士が数多く存在していることが分かります。

一方、最近はワンストップサービスという業務形態が増えています。
ワンストップサービスとは、様々な行政手続を一度に行える「ワンストップ行政サービス」がその基本と言われており、顧客の要望を一度に完了出来るサービスです。
士業の世界でも、税理士や行政書士、社労士等が集まって自らの専門性を発揮し、顧客のニーズにより深く応えるワンストップサービスが増えつつあります。

あくまで自分の知識を増やす、視野を広げるという意味では、ダブルライセンスは効果的だと思います。
ワンストップサービスの中でも、周辺知識をたくさん持っている方が、つながりという点で有利に働きます。

posted by カーネギー777 at 11:54 | 社労士試験 合格後のビジョン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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